春の養生🌱

漢方では一日や一年という時間の区切りを四時という流れとしてとらえています。一日は朝・昼・夕・夜という四刻、一年は春・夏・秋・冬という四季です。四時のリズムに順応することが、健康の秘訣とも言えます。

中国古典医学書の「黄帝内経<素問・四季調神大論>」によると、春の3ヶ月を「発陳(はっちん)」と言い、春はすべての成長の始まりとし、天地が生き返り、万物が繁栄すると考えます。
「発陳」の「陳」は古いものという意味で、「発陳」は冬の間に表にださなかった思いや考えを外に出して、のびやかに行動していくのが大切ということです。

【春の養生ポイント】
1.「風邪(ふうじゃ)」を防ぐ
春は寒暖差が激しく、よく風が吹きます。中医学ではこの風(風邪=ふうじゃ)が体調を崩す大きな原因になると考えます。突然調子が悪くなり、症状が目まぐるしく変化していくのは、風からくる不調の特徴です。
症状:カゼ、鼻水、花粉症、頭痛、皮膚のかゆみ など
早起きして陽気を取り入れ、急に薄着にならないように注意して、生活のリズムを整えていきましょう。

2.「肝」を落ち着かせる
春は陽気が盛んになることで『肝』の気が高ぶりやすくなります。
中医学でいう『肝』とは「肝臓」を指すだけでなく、気血の流れの維持、消化や水液代謝の促進、精神や意識の調節、血液の貯蔵、血量の調節というような身体全体に関係する働きも含まれます。肝の気は上昇しやすいので、頭痛や感情の高ぶり、自律神経が乱れてしまったり・・などの傾向があります。
症状:イライラ、不安になる、めまい、不眠、頭痛、血圧上昇、のぼせ など
高ぶってしまった『肝』を落ち着かせるには、まず、なるべく穏やかな気持ちでいることを心がける!それだけでも『肝』の気の巡りは良くなります。深い呼吸やストレッチ、アロマやハーブなどの香りを利用して気分転換するのもおススメです。

【春におすすめの食材】
食の養生は、関連する五臓の『脾(胃腸)』を養い、消化吸収機能を助けることを意識するのがポイントです。
ニラやモヤシなど生長の早い野菜や、山菜や雑穀などの自然な甘味、香りのよい春菊・菜の花・セロリなどの葉野菜(旬の野菜ですね)、お茶はハブ茶や甜茶、ジャスミン茶などの花茶がおすすめです。

お・ま・け
春は「血の騒ぐ季節」と言われ、気温の上昇に伴って血の流れも悪くなりがちです。
菜の花✨には、子宮内の血の巡りを良くして血の滞りをとりのぞいて綺麗にしてくれる働きも👏👏
ビタミンやミネラルをバランスよく含み、鉄分も豊富な食材です。
これは、女性の味方ですね💖

本日は、「春分の日」
昼と夜がほぼ同じ長さになる日。
自然をたたえ、生物を慈しむ日。
春のお彼岸の中日にあたるので、お墓参りをしてご先祖様を供養する日でもあります。
よく、暑さ寒さも彼岸までと言いますが花冷えや寒の戻りがあるので暖かくなったからといっても油断は禁物です。
春の養生を取り入れて、良き日をお過ごしください💛